第80回アメリカ糖尿病学会・バーチャル会議

 今年の6月にシカゴで開催予定だった第80回アメリカ糖尿病学会学術総会（ADA 80th Scientific Sessions -Virtual)は新型肺炎コロナウイルスCOVID-19の世界的大流行により完全バーチャル（オンライン）会議となりました。

アメリカでの感染者数は世界で一番ひどいようです。アメリカの医療スタッフも感染して死亡しているこんな時にバーチャルでもやるのか疑問です。。もしかしたら中止・延期になるかもしれません。

5月に滋賀・大津で開催予定だった日本糖尿病学会学術総会は延期となり再開予定も

まだ決まってません。

今回のアメリカ糖尿病学会・バーチャル会議においてはポスター発表での参加です。

「ePoster」といって発表内容をデータ化しウェブサイト上にアップロードします。紙面ではなく画面での発表で、去年大阪国際会議場で開催した糖尿病学会・近畿地方会でもやりました。

内容は「Combined Use of Oral Standard Cookie Meal and the Newly Revised Insulin Suppression Test for the Evaluation of Whole body, Muscle and Hepatic Glucose Clearance under Endogenous or Exogenous Inslin and its Clinical　Usefulness」

長くて難しい内容ですが、「経口摂取と静脈注射を組み合わせたインスリン感受性検査で体のどの部分でインスリン不足が起こっているかを調べる事が今後の糖尿病治療の指標となる」といった概念の発表です。（これからデータ作りと検証作業に忙しくなりそう。。汗）

新型コロナウイルスCOVID-19に感染すると重症化する疾病に「高血圧」「心疾患」「肺」「糖尿病」があげられています。「肺」以外はいずれもメタボリックシンドロームの合併症です。

欧米でも過体重の特に男性の死亡率が高いとの報告もあります。

メタボが起こる機序はインスリンに深く関連しています。