外出自粛中の生活習慣について

 東京や大阪に新型コロナウイルス感染に伴う外出自粛要請が発令され1週間が経ちましたね。

 最低1カ月は続く予定。。いろいろ心配事やストレス増えてます。

「診察に来たくない」という患者さんが多く、処方箋のみ欲しいと言われる方も増えています。心情的には理解できます。こんな時なので無理に来院せずぜひ相談して欲しいと思います。

そのような患者さんに必ず伝えているのは「生活習慣を乱さない事」です。

糖尿病や高血圧をはじめとする生活習慣病をお持ちの方が外出自粛中に気をつける事は、「生活習慣の乱れ」です。活動が落ちているのに「食事が増えている」もしくは「自粛前と同じように食べている」とか、「家でゴロゴロテレビばかり見て運動不足」など。

このような生活で体重が増えたりするとコロナに感染はしなくても持病が悪化する可能性があります。そうなると万が一感染してしまったら重症化しやすくなります。WHOが発表しているデータの中で糖尿病、高血圧、

脂質異常症などの生活習慣病罹患者のコロナ肺炎重症化は健康な人と比べて4-5倍となっているとの報告があります。実際にうちの医院に診察に来られた方達の体重、血糖値やA１ｃは上昇傾向で注意が必要です。

外出自粛中でも人に会うのを避けた散歩や屋内での運動、活動が少ない時は少し少なめの食事を

バランスよく摂るなど、ご自身の病気をしっかり理解して工夫しながら生活習慣を整えましょう。

コロナの騒動で日頃の健康管理がほんとに重要だと身に染みて理解できました。

この難局を知恵と工夫の自己管理でしっかり行い乗り切りたいですね。